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1995 年度 実績報告書

在宅看護実務者の教育のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671956
研究機関(財)東京都神経科学総合研究所

研究代表者

牛込 三和子  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 副参事研究員 (10176654)

研究分担者 輪湖 史子  東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (70260312)
江澤 和江  東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (80207430)
川村 佐和子  東京歯科大学, 医学部, 教授 (30186142)
キーワード在宅看護 / 地域看護 / 難病看護 / 看護教育 / 専門看護 / 卒後教育
研究概要

今年度は、在宅看護実務者を対象に質問紙調査を実施し、その教育研修ニーズを把握し、今後の教育プログラムのあり方を検討した。その概要は以下の通りである:
難病看護研究会の所属する訪問看護経験者等172名を対象に、訪問看護技術50項目の実施状況、実施に際する困難の経験の有無、教育研修希望の有無、技術習得方法等を明らかにする目的で、郵送法質問紙調査を実施した。
その結果、有効回答125通が得られた(有効回収率79.6%)。うち、「訪問看護に従事するにあたり研修を受ける機会があった」者は56名(45.2%)と半数に満たなかった。また、「訪問看護技術に関して当面は困らずに実施できたか」という問に対しては、「時々」あるいは「しばしば」困ったと答えた者が68名(75.5%)と、8割近く見られた。今後。希望する教育環境として多く挙げられたのは、「新しい医療保健福祉情報の入手」80.8%、「技術訓練のための医療・教育機関」78.8%(複数回答)等であった。
訪問看護技術の実施状況としては、「日常生活援助技術」および「基本的看護技術」に分類される項目については、おおむね8割以上の者に実施経験があったが、「人口呼吸器装看患者のケア」「中心栄養整脈法実施患者のケア」等、「高度専門的看護技術」に類する項目については、経験者はそれぞれ4割に満たなかった。また実施上、困難を経験した項目として挙げられたのは、「コミュニ-ケーション」「一般的面接・カウンセリング」等、「心理的看護ケア」に類するものであった。一方、教育研修希望の高い項目としては、「専門的看護技術」「高度専門的看護技術」に分類されるものが多く挙げられた。
以上の結果から、在宅看護実施者の教育・研修のあり方に関する今後の方向性が示唆されるものと考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 川村佐和子: "訪問看護婦に求められる資質・能力・教育" 看護. 47(12). 34-44 (1995)

  • [文献書誌] 牛久保美津子,他: "訪問看護婦の看護技術の対する教育ニーズ" 日本公衆衛生雑誌. 42(11). 962-974 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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