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1993 年度 実績報告書

衛生材料の鉛直および水平方向の吸水性評価装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05680017
研究機関滋賀大学

研究代表者

多賀谷 久子  滋賀大学, 教育学部, 教授 (70024932)

キーワード拡張ぬれ / 浸透ぬれ / ぬれ
研究概要

これまで、電気容量測定技術を応用した浸透濡れの定常状態はもちろん1秒以下の過渡現象が極めて精度よく測定できる過渡的浸透濡れ測定装置を開発した。
そこで、この測定原理を応用し、無限液体の試料面に鉛直な浸透速度と水平方向への浸透速度を測定する装置を開発し、かみおむつを始めとする各種衛生材料の鉛直方向と水平方向の過渡および定常の浸透速度ならびに平衡浸透量の評価法を確立することを目的に平成5年度は、装置の試作を中心に仕事を進めた。
水平に置かれた2枚の平行平板電極に、試料を挟み、ファンクションジェネレイターから矩形波を加える。この時、片方の電極板に水を注加する細孔をあけ、そこから条件の規定された液体を送る。試料に液体が接触した瞬間と、もう一方の電極に液体が到達する信号から、鉛直浸透速度が測定される。また同時に、液体は細孔から周辺へ水平方向へ浸透拡散し始め、電気容量が鋭敏に増加する。この容量変化すなわち液体の浸透量の変化をフロッピーと記録紙に記録させ、コンピューターで、データ処理及び解析を行なった。
(1)電気容量測定装置の方は、これまでの測定回路の一部を手なおしして、増幅した。
(2)平板電極の片方の電極板の中央に水を接触させる細孔をあける例のない測定法なので電極系は測定対象に最適なものを試作しなければならない。電極板に開けた補給孔の大きさの検討を行い、水平浸透測定セル電極を完成(表面素材測定用)した。
(3)液体供給系の完成
研究成果は、既に繊維学会平成5年度年次大会し、さらに6年度年次大会で発表する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Tagaya,K.Nishizawa: "Transient Phenomena in Penetration of Aqueous Surfactant Solid" I mform. 4. 521-522 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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