• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

スポーツ傷害がその後のスポーツへの再社会化及び態度に及ぼす影響の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680101
研究機関山口県立大学

研究代表者

青木 邦男  山口女子大学, 社会福祉学部, 教授 (80142826)

キーワードスポーツ傷害 / ソーシャル・サポート / 自己統制能力 / スポーツへの適応
研究概要

本年度はスポーツ外傷・障害が受傷選手の心理や態度に与える影響に対して,ソーシャル・サポートや対処能力等がどの程度介在要因として影響するかを高校スポーツ選手を対象として調査した.
高校生スポーツ選手580名の縦断的調査の結果,以下のことが明らかにになった.
1)友人や部指導者のソーシャル・サポートが強いほど,スポーツ外傷・障害が受傷選手の心理や態度に与えるマイナスの影響を軽減する.またスポーツ障害・外傷からの回復過程に対してもプラスの作用をもたらす.
2)スポーツ選手の自己統制能力が高いほど,スポーツ外傷・障害によって受ける悪影響をうまく統制することができる.またスポーツ傷害・外傷からの回復過程に対しても積極的で適切な対応がとれる.
3)ソーシャル・サポートと自己統制能力はスポーツ外傷・障害の受傷後のスポーツへの適応感を維持することに貢献する.すなわち退部を防止し,部への不適応を緩和する.
本年度は縦断的調査の2年目にあたり,縦断的調査は3回実施している.本研究の主要な目的は縦断的な研究・調査で因果関係を明らかにすることである.したがって,今後はに因果関係に留意しながら,多要因の相互関係を多変量解析を駆使して分析を進める予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 青木邦男・松本耕二: "スポーツ外傷・障害が選手の心理に与える影響" 臨床スポーツ医学. 13(4). (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi