研究課題/領域番号 |
05680107
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
根本 勇 日本女子体育大学, 体育学部, 助教授 (40156162)
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研究分担者 |
坂井 和明 日本女子体育大学, 体育学部, 助手 (90247099)
土谷 一晃 東邦大学, 医学部, 講師 (20155401)
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キーワード | 球技系スポーツ種目 / 運動強度 / 血中乳酸濃度 / 血中カリウム濃度 / 血中アンモニア濃度 |
研究概要 |
球技系スポーツ種目の運動強度を評価することを目的に、シミュレーションとして自転車駆動による短時間最大努力運動、漸増負荷運動、一定負荷での長時間運動およびインターミッテント運動を実施し、運動中および運動直後の血中乳酸、カリウムおよびアンモニア濃度の動態と相互関係を検討した。さらには、以上の指標をもとにバスケットボールの運動強度を評価した。その結果、以下のことが明らかにされた。 1)血中乳酸、カリウムおよびアンモニア濃度との間には、相互に有意な相関関係が認められた。 2)血中乳酸およびカリウム濃度は運動強度の指標として、血中アンモニア濃度は運動量の指標となる可能性が示唆された。 3)インターミッテント運動から球技系スポーサ選手の体力を評価する際には、負荷強度、運動時間および休息時間の設定が重要となることが示唆された。 4)バスケットボールの運動強度は、通常の練習よりも模擬試合の方が高い。練習でもオールコートを用いることによって運動強度が高くなり、試合では後半に低下することが明らかにされた。
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