研究概要 |
1.中学校教員養成過程配置の全国立大学・学部の『学生便覧』、『履修の手引き』、『講義要項』等の収集を完了した。そして、中学校理科教員養成のためのカリキュラムの構成要素とその単位数の分析を実施し、当該カリキュラムの、大学配置基準の大綱化への対応がほぼ終了した時点での特色を解明した。 2.理科教員養成カリキュラムの核である「理科教育法」については、更に上述の全大学・学部に対して「中等理科教育法アンケート」を実施して、「理科教育法」を初めとする理科教育学科目の開設状況、「理科教育法」の授業内容等を吟味した。 3.アメリカにおける中等教員養成の動向に関して考察し、とりわけ全米の理科教師と理科教育学研究者の団体であるNSTAによって提出された「理科教員養成のためのNSTAの標準」の特色をまとめた。 4.アメリカの各州において、教員の資格付与や免許の更新の要件として広く採用されているNTE(National Teacher Examination,教育テスト事業団ETSによって開発された客観テスト)について、その特色や試験問題例を分析した。 5.以上の結果と昨年度の結果とを総括し、研究成果報告書を作成した。
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