今年度は歯科放射線学の卒前教育の状態と卒後教育の実態をしるために調査用紙を作成した。その内容は卒前教育においては 1:学生総数(その内の男女の数) 2:歯科放射線学を担当している教官の数 3:講義については総講義時間、放射線講義時間及び講義時期、講義内容等、欠席や遅刻の対応について、学生の評価の方法等 4:基礎実習については基礎実習方法や基礎実習時期や時間及び担当教員の数や実習内容 5:臨床実習については臨床実習方法や臨床実習を行う学年、臨床実習時間及び内容等、カリキュラムの問題点などである。 その結果現時点2、3の知見を得た。学生総数中で女学生数が半数近く認められるのが2〜3枚、目に付いた。残りは3割程度であった。基礎学習の時期は4年の後期から5年の前期にかけてが大部分で認められた。臨床実習においては6学年ほとんどであるが中に5学年の後期からまたは5学年前期からもあった。臨床実習、カリキュラムは現在ほとんどの大学が改定するための見直す時期にきているとのことで具体的には、未だ、ほとんどまとまっていなかった。卒後教育をまったく行っていない大学も数校見られた。またその研修医の評価はどの大学も行っていないようであり、その点をもう少し調査したい。また、当大学の卒業後5年以内の歯科医師に対し卒前卒後の歯科放射線教育が実際の診療にどの様に関わっているかを調査するために調査項目を検討し作成中である。
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