研究概要 |
本年度はソフトウェア設計法に関する教材を整理し,ソフトウェア設計教育に関する支援の設計にとりかかり,その成果を学会などで次頁に示す5件の公表を行った。 具体的には,次の機能を中心にシステムをプロトタイピングにより構築した。 1.プログラム設計ガイド機構の構築に関しては,複数の設計法(複合設計法,SSADM,OMT)における基本的な手法のガイド機能をパーソナル・コンピュータ(購入設備)上に構築した。 2.設計過程における作業過程の記録機構の構築に関しては,学生が課題を理解してプログラムの設計段階の作業に着目して,言語データを抽出する機構をパーソナル・コンピュータ(購入設備)に上に構築した。 なお,本年度の反省としては,当初は思考過程の記録を考えていたが,非常に困難なため,作業過程の記録に変更せざるをえなかった。また,プログラムの実現過程のモニタリング機構の構築に関しては,プログラム開発過程のデータ収集機構を計算機(現有のNeXT)上に構築することは開発の時間不足の関係で実現できなかった。 また,設備備品費で購入予定であったパーソナル・コンピュータ(Apple computer社のMacintosh LCIII×2台)をより高速な新製品であるMacintosh Centris650とLC520および移動実験が可能なColor Classicの3台に変更した。
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