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1994 年度 実績報告書

民俗芸能の系譜化からみる日本人の音楽・所作の研究とそれらの教材化(I.東北地方)

研究課題

研究課題/領域番号 05680195
研究機関宮城教育大学

研究代表者

降矢 美彌子  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50132535)

研究分担者 平田 公子  福島大学, 教育学部, 助教授 (30114002)
キーワードいわき / 民俗芸能 / 伝承 / 青年会活動
研究概要

1.いわきに伝承される「じゃんがら念仏踊り」の伝承の実態を調べる目的で,いわき市教育委員会が,1989年度にまとめた「いわきのじゃんがら念仏調査報告書」に掲載されていた93の伝承団体を対象に 1994年5月に郵送による調査紙の送付・回収によってアンケート調査を行った。回答数37,有効回答率33.8%。調査項目は,会員数,平均年齢,メンバー集め,練習回数,上演回数,新盆の家々の反応,保存の意義,楽しさ,女性の参加,将来の展望,教材化等であった。生産・生活様式の大きな変化を受け,伝承が困難になっている民族芸能の多い中で,93団体という多くの団体が伝承して今日なお生活の中に生きている「じゃんがら念仏踊り」も,後継者不足で,将来の展望は決して明るくない現状が明らかになった。一方,女性の参加や学校で取り上げることなどで,将来に積極的な展望を持とうとする団体もみられ,伝統芸能伝承の一つの可能性が示唆された。
2.アンケート調査の結果を論文発表した。「いわきの『じゃんがら念仏踊り』伝承の実態について」福島大学教育実践研究紀要 第26号
3.伝統の母胎である青年会活動と「じゃんがら念仏踊り」の関わりを調べる目的で,菅波青年会を対象に,青年会活動の現状と歴史的な活動状況の聞き取りを行った。
4.菅波青年会の民俗芸能に関わるもう一つの大きな芸能,秋祭り「三四獅子」といわきに伝承される「大和舞」のフィールド・ワークを行った。
5.いわきの民俗芸能の研究者への聞き取り調査を行った。
6.教材化のためのマニュアル及びビデオ制作準備を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平田公子・降矢美彌子: "いわきの「じゃんがら念仏踊り」伝承の実態について" 福島大学教育実践研究紀要. 第26号. 123-132 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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