従来より推進してきている研究を基礎とし、美術教育に関心を持ちながらその機会を十分に持ち得なかった一般の人々及び学校教育のわくないでの美術にしか触れ得ないでいる子供たちに対し、目的・素材・手段の選択可能な美術実技講座を試みた。一つに目黒区美術館において「たましいの形をつくる」というワークショップにて20代〜70代の男女15名程の参加のもと行ってみた。身近に存在する様々な樹種からの選択、実行可能な技法よりの制作手段の選択などと共に美術の最も重要な内側への目の育生、自らの存在の確認等、充来言葉による確認の難しさ由に問われなかった部分を重要視したものであった。又、埼玉大学公開講座「美術しよう」においても同様の試みを行った。これらの試みにおいて生涯学習社会における美術の意義を再確認することとなり文章化の試みを行っている。 又、特定地域の選定に関しては、埼玉大学・宮崎大学等の学生を通じその出身学校(小・中)の校庭の木、通学路の木、等の調査を行っている。沖縄・鹿児島・宮崎・静岡・長野・栃木と現在調査地のかたよりがあり.今後より広い展開を必要としている。これらの調査資料をもとに自ら現地をたずねている。
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