研究課題/領域番号 |
05680238
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小林 典子 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (00241753)
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研究分担者 |
フォード 順子 筑波大学, 留学生センター, 非常勤講師
山元 啓史 筑波大学, 文芸・言語学系, 助手 (30241756)
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キーワード | ディクテーション / 誤聴解 / 日本語教育 / データベース |
研究概要 |
本研究の目的は、外国人日本語学習者のディクテーションを収集し、このディクテーションから、学習者の誤聴解の実態をデータベース化することにある。 本年度は以下のような研究を行った。 1.5分程度のテレビ番組を6種類用意し、この音声リソースのディクテーションを学習者に課し、誤聴解データを収集した。この音声リソースは、1)書き言葉を読み上げたもの、2)街頭インタビュー、3)対談、と異なるタイプの話し方が含まれているものである。学習者への教育的配慮から、単語リストを渡した上での、ディクテーションとなった。従って、この点をデータの処理上考慮しなくてはならなくなった。 2.アルアバイトを使って、学習者のディクテーションをそのままコンピュータに入力した。延ベ、約、10時間分のデータが入力済みである。 3.データベース化するに当たって、どのような単位で、文を区切るか、検討した。現時点では、実質語+機能語、即ち、名詞+助詞、あるいは、動詞+補助動詞+助動詞、のような単位とすることにした。その上で、2単位以上にまたがった誤聴解にたいしては、必要に応じて、取り出せるようなシステムを開発することにした。 4.正しいディクテーションと学習者のディクテーションを自動的にマッチングさせるシステムは現在開発中である。 5.手作業で、一部のディクテーションの誤聴解を20人分程度整理し、誤聴解の傾向を見た。それを見ながら、音声リソースについては、録聞見を利用して、分析を進め、音声的な誤聴解の誘引因子を分析しはじめている。
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