研究概要 |
EXOR形三分岐判定図(ETDD)を用いて,種々のAND-EXOR形論理式を簡単化する方法を開発した.EXOR形TDDは,第三の枝に二つの部分関数の排他的論理和(EXOR)を対応させたもので,AND-EXOR形論理式の簡単化や,EXORを含む多段論理回路の合成に利用できる.また,多端子EXOR形TDDを用いて,入力変数が90以上の固定極性リ-ド・マラ-論理式(FPRM)の最小化に成功した.従来のデータ構造では,16入力までのFPRMの最小化が限度であった(発表論文).また,FPGA(書換え可能LSI)用に論理関数をETDDを用いて展開する方法を考察した(発表論文). 三分岐判定図(TDD)を記憶するには二分岐判定図(BDD)よりも,はるかに大量のメモリを必要とする.そのため,消耗品として,増設メモリを購入した.
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