• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

集団ゲームシーンの動画像解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680308
研究機関北海道大学

研究代表者

川嶋 稔夫  北海道大学, 工学部, 助教授 (20152952)

研究分担者 青木 由直  北海道大学, 工学部, 教授 (90001180)
キーワード動画像解析 / 定性的画像解析 / アクティブネット / XT解析
研究概要

1.定性的な集団構造の挙動解析
集団画像の中からヒストグラム逆投影法によって,特定のチームに属する選手の分布可能性画像を計算し,これにスケールの異なるガウスフィルタを畳み込んで,規模の選手の集団を作成する。この作業をそれぞれのチームについて行い,選手グループの階層構造,相互関係を表す定性的な状態表現もとめる。この表現の時間的な変化を,集団間の関係の遷移として解析し集団の挙動を解析する手法を明らかにするとともに実験例を示した。
2.選手行為の定性的解析による行為の解析
選手のプレーの様子を撮影した時系列画像の選手部分を2値化し,その時系列画像をx-y-tの3次元空間と考え,時間的連続性を保ちながら細線化を行うためのアルゴリズムを考案した。つぎに,そのなかから交点や分岐点などの特異点を検出し,選手の行う行為の特徴的変化点を検出する方法について実験を行った。また,特異点間の相関を取ることによって,周期性をもつ動作を検出する方法についても検討を行った。
3.Active Netを用いた特定チームの選手の領域抽出
これもヒストグラム逆投影法を用いて特定チームに属する選手の存在分析画像を用いるが,ここではこれに対しActive Netの手法を適用し特定チームの選手だけを検出する方法を考案した。またActive Netの手法ではパラメータの制御の仕方によって形状や抽出能力や,収束性が変化するが,この性質を自動的に調整する方法を提案するとともに,分裂化することで凹凸の激しい物体や複数物体の検出が可能になることを示した。
1)はIEEEの国際会議および画像の認識と理解に関するシンポジウムで発表された,2)は電子情報通信学会の全国大会で発表,3)については電子情報通信学会誌に掲載された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Toshio Kawashima,Kazuyoshi Yosino and Yoshinao Aoki: "Qualitatile image analysis of group behavioun" Proc.IEEE Conf.on Computer Vision and Pattern Recognition. 690-693 (1994)

  • [文献書誌] 川嶋稔夫、吉野和芳、青木由直: "集団構造の定性的動画像解析" MIRU'94講演論文集. II. 255-262 (1994)

  • [文献書誌] 吉野、真木、川嶋、青木: "色特徴エネルギーによる対象物体の抽出" 電子情報通信学会論文誌D-II. J77-D-II. 1993-1999 (1994)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi