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1994 年度 実績報告書

会議におけるコミュニケーション文脈のモデル化と支援システムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 05680318
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

永田 守男  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60051918)

研究分担者 高木 晴夫  慶應義塾大学, 経営管理研究科, 教授 (20118962)
キーワードグループウェア / コミュニケーション / 認知モデル / 情報システム / キーワード検索
研究概要

昨年度の予備実験を受け、今年度は、本格的なシステム作成、評価実験、論文の作製と投稿を行なった。会議の文脈追跡のシステムの論文は、国際学術雑誌Journal of Organizational Computingに採択されて印刷中であり、会議の内容を追跡しながら必要な情報を絞り込むシステムについての論文は、電子情報通信学会の英文論文誌IEICE Transactions on Information and Systemsの「知能ソフトウェア工学特集号」(95年9月発行予定)に採択された。
今年度は、平成5年度に提案した、会議における発言を文脈(context)と内容(content)とにキーワードを用いて自動的に分類するアイデアを基に、二つのシステムを作成し、それぞれ評価実験を行なった。
文脈を追跡する部分では、昨年度と同様のシステムを作るだけでなく、実際に企業の中間管理職の立場にあるひとたち20人余に発言の分類等を行なってもらい、システムの結果と詳しく照合して評価した。その結果、本アルゴリズムの信頼性が極めて高いことが分かった。管理職のひとたちを集めて実験するところを研究分担者の高木が行ない、システムの作成と評価を研究代表者の永田が行なった。論文は共同で執筆した。
次に、内容に関するシステムでは、インフォーメーション・フィルタリングの考えを導入し、あらかじめ情報の断片に付けたインデックスと、やはり発言中のキーワードとを使って、状況に応じて必要な情報だけを取り出すものを作成した。作成したシステムを使った評価実験によって、これも、自動的にできることが確認できた。このシステム作成と評価実験は、永田が行ない、論文も作成した。
本研究によって、電子的または対面の会議において、参加者が各場面で必要とする情報を自動的に提示するシステムの実現可能性を示すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Uetake,T. and Nagata,M.: "A Computer Supported System of Meetings Using a Model of Inter-personal Communication" Proceedings of Japan-CIS Symposium on Knowledge-Based Software. 1. 67-72 (1994)

  • [文献書誌] Takeuchi,K.,Takagi,H. and Nagata,M.: "Computer Supported Meta-Communication Analysys of Meetings" Journal of Organizational Computing. 5. (1995)

  • [文献書誌] Uetake,T. and Nagata,M.: "A Computer Supported System of Meettings Using a Model of Inter-personal Communication" IEICE Transactions on Information and Systems. E78-D. (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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