研究課題/領域番号 |
05680322
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
長岡 英司 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (30227996)
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研究分担者 |
三宅 輝久 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (60209880)
山形 俊介 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 教授 (90220243)
黒川 哲宇 筑波技術短期大学, 一般教育, 教授 (50114070)
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キーワード | 情報処理用点字 / プログラム・リストの点字表記 / C言語学習用点字教材 / 点字の電子ファイル化 / プログラム自動点訳ソフトウェア / 点字コード |
研究概要 |
平成5年度は、C言語によるプログラミング教育を点字で効果的に実施する方法に関する基礎的な研究を、視覚障害者や点訳者の協力を得て、実証的に行った。その内容は以下のとおりである。 1.点字表記および点字教材に関する研究 1.(1)点字による表記法の確立:プログラム・リストの点字表記やプログラミング関係資料の点訳について「日本点字表記法」、「コンピューター言語の6点式点字表記法」等に基づいて研究し、その方法をほぼ確立した。 1.(2)点字教材の開発:C言語に関する点字教材を、市販の墨字図書をベースにして作成した。 1.(3)教材の電子ファイル化:上記の点字教材をパソコン上の電子ファイルに収録した。それを有効に活用するための読書システムについては、次年度の研究課題とした。 2.視覚障害者のためのプログラム設計法に関する研究 点字を使用する重度視覚障害者にとって、流れ図などの図形的な方法によるアルゴリズムの記述や読解は、たとえレーズライターや立体コピーなどの補助的手段を用いても、困難で実用性がないことが明らかになった。文章的表現を用いた効果的な方法を次年度に研究することとした。 3.パソコン・システムでの点字データ処理に関する研究 3.(1)プログラム・リストなど半角文字のテキスト・データを完全な情報処理用点字に自動変換するソフトウェアを開発し、フィールド・テストを実施した。 3.(2)各種のデータによる点字ディスプレイ装置の使用実験を行い、点字表示に関する基本的ノウハウを得た。
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