研究課題/領域番号 |
05680335
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
児玉 正憲 九州大学, 経済学部, 教授 (20028989)
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研究分担者 |
中井 達 九州大学, 経済学部, 助教授 (20145808)
岩本 誠一 九州大学, 経済学部, 教授 (90037284)
時永 祥三 九州大学, 経済学部, 教授 (30124134)
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キーワード | 生産・物流システム / 数理経済モデル / システムの最適構成 |
研究概要 |
平成5年度の研究においては、企業におけるマルチメディア環境の実態調査と、マルチメディア理論などの従来の研究成果を収集することに力点を置いた。更に、日本企業の活動が国際化している現状から、情報通信ネットワークによる日本の本社と海外生産拠点とのデータ伝送の実態についても、アンケート調査などを実施した。こちらにデータ収集と平行して理論解析も行ってきた。^<[3][4]> この結果、基本的な枠組としては種々の要因をもつ社会システムの解析方法として有効である動的システムの理論が適用可能であること、情報産業などの影響を分析する数理経済的な方法により、生産のネットワークにおけるデータや画像など設計や研究開発に密接に関連した情報の役割を分析できる見通しを得ている。 平成5年度の研究内容については、ほぼ計画どおりに進行していると言える。方法論としては、当初計画したように聞き取りや研究者との討論が中心となっており、個別的に進行する傾向にあるが、当初計画どおりに整備が行われており、今後、多量の実証データを収集することにより豊富化できる見通しである。 研究推進の上での今後の問題としては、生産・物流システムの最適構成の検討が重要であるので、動的計画法の基礎理論^<[5]>、確立システムの最適政策^<[1]>、待ち行列システムの解析^<[2]>、確率的衝逐次割当問題の解析などの理論的研究を並行して行った。
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