研究概要 |
1.爆縮計測を目指す研究 (1)イメージングプレートを用いたレーザープラズマ計測用のCT計測カメラの開発を完了した。そのカメラの性能として,空間分解能40〜60μm,画素数64×64,階調64,方向数45,を達成した. (2)CT計測カメラ較正用のX線源として,レーザートリガーマイクロフォーカスX線源の開発を行い,トリーガー動作の確認と線源像の撮影に成功した. レーザー核融合装置に適したCT再構成アルゴリズムとして逆ラドン変換を検討・導入した.CT計測カメラと組み合わせることによって,レーザープラズマ放射X線強度分布の3次元CT再構成像を得た. (4)新たな知見としてX線イメージングプレートの中性子に対する最低感度5.3×10^8n/cm^2を得た.イメージングプレートによる中性子CT実証のため,中性子TCTを行い画素数11×11,方向数5,の再構成像を得た. 2.ペレット検査CT計測 (1)多層構造ペレットの制作には金属コートが必要である.申請の真空蒸着スィードスルーカラーにより、膜厚均一性99%以上、比透磁率15、の良質なニッケル薄膜コートが得られるようになった。 (2)高分解能化のため装置関数による画像修復と回転軸のズレ補正の技術を開発し,実験的にも実証した. (3)さらに,高分解能のためのX線源としてレーザートリガマイクロフォーカスX線源を開発し,トリガー動作の確認と線源像の撮影に成功した. (4)透過光強度測定・干渉計・縞走査干渉計によって,壁厚を精度1%以下で検査することが可能となった.
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