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1993 年度 実績報告書

ヒト・ジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素遺伝子と類似遺伝子の単離と構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 05680557
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

松田 貞幸  鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (40041371)

研究分担者 中野 恭子  鹿児島女子短期大学, 教授 (70094159)
キーワードジヒドロリボアミド・サクシニル転移酵素 / alpha-ケトグルタル酸脱水素酵素複合体 / 遺伝子 / 染色体マッピング
研究概要

当初の計画通り、平成5年度はヒト遺伝子ライブラリーからジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素の遺伝子と類似遺伝子を単離し、それらの構造の解析を行った。
1.本遺伝子は約23kbほどの長さであり、15個のエキソンからなることが判明した。
2.エキソン-イントロン・スプライスィング・ジヤンクションはすべてag-gtルールに従った。
3.哺乳類のジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素はE1/E3結合ドメインを欠いているが、遺伝子レベルにおいてもその配列に対応するエキソンは認められなかった。E1/E3結合ドメインに対応するエキソンは進化の過程のなかで隣接するイントロンと共に欠落したものと思われた。
類似遺伝子はcDNAとほぼ同じ長さであり、90%の相同性を持つプロセスド型の偽似遺伝子で会った。進化のごく最近に1p31に転座したものと思われた。
本遺伝子はヒト染色体14q24.2-14q24.3にあり、擬似遺伝子は1p31に存在した。
従来、知られている染色体21番と19番以外に、最近新たに家族性アルツハイマー病の原因遺伝子座として14q24.3が報告されている。大部分の家族性アルツハイマー病は14q24.3と連鎖する。今後、本遺伝子とアルツハイマー病との関連を追及していきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Nakano et al.: "Human dihydrolipoamide succinyltransferase:cDNA cloning and localization on chromosome 14q24.2-q24.3." Biochim.Biophys.Acta. 1216. 360-368 (1993)

  • [文献書誌] K.Nakano et al.: "An unspliced cDNA for human dihydrolipoamide succinyltransferase:characterization and mapping of the gene to chromosome 14q24.2-q24.3" Biochem.Biophys.Res.Commun.196. 527-533 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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