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1994 年度 実績報告書

TOLプラスミドにおけるカスケード遺伝子発現の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 05680595
研究機関山口大学

研究代表者

井上 幸江  山口大学, 医学部, 講師 (60159978)

研究分担者 胡麻田 学  山口大学, 医学部, 助手 (80243632)
キーワードTOLプラスミド / シュードモナス菌 / アクチベータ-蛋白 / 転写調節 / フットプリント法 / DNAベンド
研究概要

シュードモナス菌のTOLプラスミドによって支配をうけるキシレン分解系酵素群の誘導合成の過程には、アクチベータ-蛋白XylSの誘導合成という一種のカスケード機構とも言える正の発現調節が関与している。
本研究では、XylS蛋白がどのような機構でキシレン代謝の下流オペロンの転写を活性化するかを明らかにする目的で実験を行った。
細胞内で誘導合成されたXylS蛋白が第2オペロン上のどの領域に結合するかを、ジメチルスルフェイトによるin vivoフットプリント法により解析した。tacプロモーターの下流につないだxylS遺伝子をIPTGで誘導すると、第2オペロンの転写開始付近の2つの領域(I;-54-36,-1-+9)がDMSによる修飾から保護された。この領域(I)は、これまでに報告されている第2オペロンの欠失変異や点変異を用いた解析結果と一致しておりXylS蛋白の結合部位と考えられる。領域IIは、転写開始点を含んでいることからRNA polymerase結合部位である可能性がある。これら2つの領域は近接していることから、XylS蛋白とRNA polymeraseがDNA上で直接相互作用を持つことが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Gomada: "Analysis of DNA bend structure of promoter regulatory regions of xylene-metabolizing genes on the Pseudomonas TOL plasmid." J.Biochem.116. 1096-1104 (1994)

  • [文献書誌] K.Miura: "Identification of the binding site of XyIS activator protein on the second operon of the Pseudomonas TOL plasmid." (In preparation).

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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