• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

場の理論の非摂動論的方法

研究課題

研究課題/領域番号 05740181
研究機関九州大学

研究代表者

原田 恒司  九州大学, 理学部, 助手 (00202268)

キーワードSchwinger model / light cone / Tamm-Dancoff近似 / 束縛状態
研究概要

相対論的束縛状態研究の新しい方法として最近注目されているLight-Front Tomm-Dancoff(LFTD)近似の有効性を、1+1次元の可換ゲージ理論であるフレーバーを持ったmassive Schwinger模型について調べた。
massive Schwinger模型はボソン化という手法を用いてColemanにより詳しく調べられているが,我々の計算はまったく異なった手法で彼の結果を確かめるとともに、ボソン化などの他の非摂動論的方法によっては得られなかった結果をも与えた。
我々の主な結果を以下に示す。
(i)束縛状態の質量をフェルミオンの質量の関数として数値的に求めた。
(ii)最も軽いアイソスピン一重項と三重項の質量比が強結合極限で求められる値√<3>と矛盾しないことを確かめた。
(iii)最も軽いアイソピン一重項は“束縛状態の束縛状態"とみなせることを示した。
これらの結果はLFTD近似の、より現実的模型での有効性を強く示唆するものである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Koji Harada: "Massive Schwinger model with SU(2)f on the light cone" Physical Review D. 印刷中. (1994)

  • [文献書誌] 原田恒司: "Light-Front Tamm-Dancoff近似と相対論的束縛状態" 日本物理学会誌. 印刷中. (1994)

URL: 

公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi