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1993 年度 実績報告書

ヒューマン・マシン相互適応を考慮した心理モデルに基づく適応支援インターフェイス

研究課題

研究課題/領域番号 05750217
研究機関名古屋大学

研究代表者

新井 史人  名古屋大学, 工学部, 助手 (90221051)

キーワードヒューマンインターフェイス / 適応支援 / 生理指標評価 / ファジ推論 / 人間工学
研究概要

機械が複雑化し、人間の生活に深く入り込むと人間と機械の間で様々な衝突が生じ、それらが原因となって機械の誤動作や事故にいたる危険性がある。本研究ではこれらを未然に防ぐため、機械が相手(機械操作者である人間)との相互関係を認識、考慮しながら、積極的に相手に同調、適応し、仕事の目的や状況に応じて、操作者を個人別に適応的に支援する「人に優しい」適応支援システムの実現を目的とした。このとき機械が人間に適応する方向と、人間が自然に機械に適応する方向の両方向を考慮し、このような相互適応のメカニズムを操作的に解明し、教育システムのあり方についても検討した。
機械が操作者に適応的に対応し、連携をとって行くためには、(1)操作者の心理・技能モデル化方法、(2)仕事の目的や状況判断方法、(3)操作者との知的コミュニケーション方法、などについて検討する必要がある。本研究では、まず操作者の行動パターン、生体信号計測データ(皮膚電気反射、脈拍数など)から、実験心理学の手法を用いる事により各操作者を分類し、操作者の心理・技能モデルの分類をファジィ推論を用いて行った。特に、操作者の時間的変化を陽に表現するため、再帰型ファジィ推論を適用した。そして、適応的なユーザー支援可能なシステムを構築し、実験によりその有効性について検討した。実験結果の統計処理により、提案した手法の有効性が確認できた。また、YG性格診断テストの結果を加味して操作者の特質と結果の関係を評価した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福田敏男: "再帰型ファジィ推論を用いた相互適応インターフェイスの概念と実現" 日本機械学会論文集C編. Vol.60 No.571(発表予定). (1994)

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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