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1993 年度 実績報告書

魚介類エキス中の活性酸素消去物質

研究課題

研究課題/領域番号 05760168
研究機関共立女子大学

研究代表者

大熊 恵美子  共立女子大学, 家政学部, 助手 (90223768)

キーワードスーパーオキシド / ヒドロキシラジカル / 活性酸素消去活性 / ヒスチジン
研究概要

1.ジアニシジンを用いた活性酸素消去活性の測定方法を検討した結果,スーパーオキシドおよびスーパーオキシド以外のラジカル消去活性が測定可能であった。また,p-ニトロソジメチルアニリン法を用いることにより,ヒドロキシラジカル消去活性についても測定が可能であった。
2.ヒスチジンは,アスコルビン酸およびグルタチオンと同様にスーパーオキシド以外の活性酸素消去活性を示したが,活性はグルタチオンよりも弱かった。その他のアミノ酸では,グリシンが弱いスーパーオキシド消去活性を示した他,システインがヒスチジンよりも極めて強いラジカル消去活性を示した。トリプトファンは消去活性をほとんど示さなかった。
3.ヒスチジン含有ジペブチドであるカルノシン,アンセリン,バレニンおよびホモカルノシンおよびこれらのN-アセチル誘導体は,ヒスチジンよりやや劣るものの,ラジカル消去活性を示し,またいずれにもヒドロキシラジカル消去活性が認められた。
4.魚類諸組織エキスでは,ニジマスおよびコイの諸組織で検討した結果、2種とも胆嚢が強いラジカル消去活性を示し,またヒドロキシラジカル活性は胆嚢にのみ認められた。また,無脊椎動物のミナミイセエビおよびホタテガイの諸組織ではいずれもラジカル消去活性は低かった。

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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