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1993 年度 実績報告書

心筋組織におけるアネキシン(カルシウム結合蛋白質)の同定とその局在

研究課題

研究課題/領域番号 05770011
研究機関九州大学

研究代表者

飯田 弘  九州大学, 医学部, 講師 (70150399)

キーワードカルシウム結合蛋白質 / アネキシン / 心筋細胞
研究概要

カルシウムは細胞の種々の生理機能の重要な調節因子であり、その機能調節はカモジュリンをはじめとする多種のCa^<2+>結合蛋白質を介して行なわれる。最近マネキシンと呼ばれるCa^<2+>結合蛋白質が様々な組織から分離されている。本研究は、心臓の組織からアネキシン蛋白ファミリーに属する蛋白質を分離し、その局在を明らかにすることを目的とする。牛心臓よりCa^<2+>沈殿法によって分離してきたアネキシン様蛋白質を含む分画には、少なくとも十数種類の蛋白質が含まれていることが二次元電気泳動の分析によって分かった。その中で67KDaの蛋白質はその部分アミノ酸配列の分析によって、アネキシンVIであることがわかった。この蛋白質は心筋形質膜の裏うち蛋白として存在していることが免疫組織化学的・生化学的解析によって明らかとなった。分子量90KDaのannexinIIは心筋細胞には存在せず、結合組織内の血管内皮などに分布していた。33KDaの蛋白質はその同定が未だすんでいないがアネキシンVに相同の蛋白質と思われ、この蛋白質の局在について現在検索中である。上記の蛋白質は心筋細胞のCa^<2+>に関連した生理機能に関与していると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] L.Wang et.al.: "characterization and localization of a 67KDa calcium binding protein(p67) isolated form bovine hearts." Cardiorascular Research. 27. 1885-1862 (1993)

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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