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1993 年度 実績報告書

ラット下垂体前葉・Acidophilic cellの加齢変化と食餌制限の影響

研究課題

研究課題/領域番号 05770155
研究機関長崎大学

研究代表者

下川 功  長崎大学, 医学部, 講師 (70187475)

キーワード老化 / 成長ホルモン / Reverse Hemolytic Plague Assay / ラット下垂体
研究概要

研究実施計画のうち、平成5年度は、成長ホルモン(GH)分泌細胞の加齢変化について実験結果を得た。プロラクチン(PRL)分泌細胞の加齢変化および食餌制限の影響については研究を現在続行中である。
実施結果:6-8ヵ月(若千)、24-26ヵ月(老年)オスF344ラットの下垂体から分散細胞を調整し、成長ホルモン(GH)について免疫細胞科学、Reverse Hemolytic Plaque Assay(RHPA)を行った。1)免疫細胞化学的に認識されたGH細胞は、全分散細胞の41.5%(若年)、21.8%(老年)であった。2)RHPAによって認識されるG分泌細胞は、非刺激下で11.2%(若年)、6.8%(老年)、GH分泌刺激ホルモン(GHRF)-10nM刺激下で23.3%で(若年)、13.3%(老年)であった。3)Forskolin(Adenylate cyclase activator)-10uM刺激下では、19.0%(若年)、11.8%(老年)であった。以上から、免疫細胞化学、実際にGHを分泌している細胞を同定できるRHPAいずれの方法によっても、GH細胞の細胞密度は、老年ラットでは若年に比べ約40%程度激少していることが明らかにされた。また、RHPAによって、単一細胞あたりの平均GH分泌量は老年ラットにおいて、やや激少する傾向はあるものの有意な変化ではないことも示された。以上から、GH分泌に関する加齢現象は、個々のGH細胞の機能的変化よりも、細胞の数の減少に依存していると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 下川 功、他: "老齢オスラット下垂体では成長ホルモン分泌機能をもつsomototropeが減少している" 基礎老化研究. 17. 90-91 (1993)

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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