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1993 年度 実績報告書

ケラチノサイトに発現しているチロシン・キナーゼ蛋白遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 05770657
研究機関理化学研究所

研究代表者

広近 玲  理化学研究所, 造血制御研究チーム, 研究員 (90260223)

キーワードチロシンキナーゼ / ケラチノサイト / RT-PCR
研究概要

出生直後のB57BL/6マウスの皮膚(epidermis+dermis)よりグアニジウムイソチオシアネイド法によりmRNAを抽出した。oligodTセファロースでpolyA+mRNAにした後、チロシン・キナーゼ遺伝子カイネースドメインの5'側で良く保存されているDNA塩基配列をもとに作製したプライマー(5'プライマー)とpolydTの間でRT-PCRを行った。次に5'プライマーとカイネースドメインの3'側で良く保存されているDNA塩基配列をもとに作製した3'プライマーの間でもう一度PCRを行った。このようにして2段階のPCRを行い、約210bpのDNA断片を増幅することに成功した。このDNA断片をlambdaZAPファージアームに組み込み、4.5x10^5、1.7x10^5プラーク/mugのサイズの2つのファージライブラリーを作製した。これらのライブラリーより得た約200クローンについてDNA塩基配列を決定し、ホモロジーサーチにより既報のチロシン・キナーゼ遺伝子でないものを検索した。その結果、レセプタータイプとsrcタイプチロシンキナーゼのそれぞれにつき1つ、新しい遺伝子を見つけることができた。しかし、どちら遺伝子も皮膚や他の組織における発現は極めて弱く、現在cDNAの全長のクローニングと、各遺伝子の発現に関して組織特異性を検討しているところである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Hirochika and R.Hirochika.: "Ty1-copia group retrotransposons are ubiquitous in higher plants." Jpn.J.Genet.68. 35-46 (1993)

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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