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1993 年度 実績報告書

嗅上皮の再生におよぼす神経成長因子の影響

研究課題

研究課題/領域番号 05771310
研究機関金沢大学

研究代表者

三輪 高喜  金沢大学, 医学部・附属病院, 助手 (20229909)

キーワード神経成長因子 / insitu hybridization / 嗅神経
研究概要

抗NGFR抗体を用いた免疫組織化学的手法により、嗅上皮の再生にはNGFRが関与していることが証明されたが、NGFの免疫組織化学法はなかなかうまくいかなかった。そこで、マウスNGFcDNAを用いたinsituハイブリダイゼーション法により嗅覚系におけるNGFの発現を観察した。
用いたプローブはマウスNGFcDNAの一部である340bpを含むプラスミドDNAのpmNGF102である。このDNAにニックトランスレーション法を用いてビオチンを標識して使用した。標本は成熟雄マウス及びラットの顎下腺、嗅球、嗅上皮で、顎下腺は正常コントールとして用いた。固定液は4%パラフォルムアルデヒドを用いた。凍結切片でマウス顎下腺、嗅球で陽性所見を認めたが、マウス嗅上皮及びラットの組織では反応が弱く判定不能であった。また、パラフィン切片では反応は全く認められなかった。手技的にはプロテイナーゼK処理及び塩酸処理は必須であり、それらを行わない場合陽性反応は認めなかった。また、ハイブリダイゼーションの時間及び条件としては20時間、37度で最も良好な結果を得られた。15EA03:今後の検討課題は次の4点である。1)嗅細胞の再生時、発生発達時のNGFの発現の有無を観察する。2)パラフィン切片でも観察できるような処理法を検討する。3)NGFRの免疫組織化学との二重染色。4)insitu ハイブリダイゼーションの電子顕微鏡への応用。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Miwa etal: "Trasection of the olfactory neives induces expression of nerue grawth factor receptor in mouse olfactory epitheliam" Neuroscience Letters. 155. 96-98 (1993)

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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