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1993 年度 実績報告書

外傷性因子存在下での歯周外科処置に関する研究-その治療と咬合治療の必要性の考察

研究課題

研究課題/領域番号 05771573
研究機関北海道大学

研究代表者

本郷 興人  北海道大学, 歯学部・附属病院, 講師 (80199562)

キーワード歯周外科 / 咬合性外傷 / 外傷性因子
研究概要

歯周治療を進める上では,咬合調整や歯周外科処置など種々の処置が重複して行われることが多いが,それぞれの処置のかかわりについての報告は非常に少ない。本研究は骨縁下ポケットを有する辺縁性歯周炎の部位に歯周外科処置を行う場合にゆさぶり力による咬合性外傷の存在が残存するか否かによって,術後の治癒が影響を受けるかを検討することを目的に行った。
1.カニクイザルの下顎大臼歯部に垂直性骨欠損をともなう歯周ポケットを形成する目的で,カニクイザル一頭の下顎左右第2大臼歯・第2小臼歯の計4歯を抜歯し,12週間の治癒期間をおいた後に第1次フラップオペを行った。
手術は下顎左右第1大臼歯の近遠心の歯肉弁を剥離した後に歯根に面する歯槽骨を削除して垂直性骨欠損を作成し,歯根面をルートプレーニングした後プラークの沈着を促進させるためにモ-ルを巻つけたカッパーバンドを骨欠損内に挿入し,歯肉弁を閉じた。カッパーバンドは骨欠損内に6数巻放置した後に除去した。さらに2週間後にデンタルX線写真および臨床的ポケット測定により垂直性骨欠損を伴う歯周ポケットの確立を確認した。
2.右側の第1大臼歯に咬合高径の高い鋳造冠とAlastikを装着してゆさぶり力による咬合性外傷を加えて被験歯の動揺度の増加を確認した。
3.第2次の歯周外科処置としてオープンフラップキュレッテージを行い,12週後にサルをサクリファイスして病理組織学的な検討を行っている。

URL: 

公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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