1 インタラクション・プログラムを開発するツール(オーサーウエアー・スター)を使って、民事紛争処理サブ・プログラムを組んできた。従来は、「(反復)囚人のゲーム」が基本と考えられてきたが、それをパソコン上で走らせることによって、そうではないことを明らかにし、「裏切り」を咎める「オフ攻撃」を加えたパターンを基本としたプログラムにした。それを、具体的な民事紛争(詐欺・訪問販売・貸金・土地交換等)の攻撃防御武器に置き換え、繰り返しパソコン相手に戦えるサブ・プログラムを構築した。 2 サブ・プログラムとそれらを統合するメイン・プログラムのパソコン画面デザインを作成し、それらプログラムを走らせるためのマニュアルと法学用語解説をパソコン上と印刷物で参照できるようにし、とりあえずは、インターネット上の新潟大学法学部のwwwプラウザ(一部完成、他はβ版を公開中)で公開準備中である。 3 前記「オーサーウエア・スター」は、個人ユ-スを越える場合、「同・プロフェッショナル」でコンパイルしなければならず、このソフトも購入し、サブ・プログラムから、順次変換中である。 4 画像データー(仮差押決定・公正証書、内容証明郵便・登記簿謄本(コンピューター作成のものも)、調停・ラウンド・テーブル法廷等)もプログラムに貼り付け、前記wwwプラウザのみならず、CD-ROM化して配布するよう準備中である(CD-ROM作製器は購入済みで順次コピー)。また、文章は作成済みであり、本にして公開できるよう、平成7年度出版助成金も申請した。
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