研究課題/領域番号 |
05805043
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐藤 勝久 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (20249767)
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研究分担者 |
田中 一浩 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助手 (40259841)
荒木 信夫 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (30193072)
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キーワード | 廃棄物地盤 / 嫌気性分解 / 沈下 / 室内モデル実験 |
研究概要 |
廃棄物埋立地盤上に滑走路を建設した富山空港の廃棄物を中心に各地の廃棄物に関する資料を収集し、廃棄物埋立地の実態を調査した。その結果、廃棄物の構成成分は、非常に幅があることがわかり、これらに基づきモデル実験の計画を立てることの必要性が認識された。 一方、セルロースパウダーを有機成分として混入した土を廃棄物土のモデルとして用いて、室内モデル実験を行うこととし、実験装置の製作を行った。試験槽としては、塩化ビニールによりphi150×h500mmのモールドを製作した。嫌気性分解作用を促進するために水槽内の水を35°Cに保つのは、購入した恒温水器によった。また、嫌気性分解作用の進行に伴う試料地盤の沈下量の測定のための測定装置を準備した。これらを組み立てて実験装置を完成させた。 本実験に先立ち、セルロースパウダーの分解のための酵素であるセルラーゼの活性を調べる実験を行い、適切なセルラーゼの量を決めた。土とセルロースパウダーの割合、その締固め程度等をパラメーターとした実験計画を作成し、実験に着手した。 実験では、試料地盤のセルロースパウダーの分解に伴う沈下を測定し、また定期的に試料地盤の強度を測定している。
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