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1993 年度 実績報告書

骨粗鬆症発症要因に関する前向き(コホート)研究

研究課題

研究課題/領域番号 05807035
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

橋本 勉  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70118454)

研究分担者 森岡 聖次  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (70244754)
吉村 典子  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60240355)
笠松 隆洋  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20073695)
キーワードコホート研究 / 骨粗鬆症 / 骨密度 / DEXA / 骨代謝マーカー
研究概要

骨粗鬆症のような退行性変性疾患発症要因の究明には前向き(コホート)研究が不可欠となる。しかし一疾患のみの発症要因調査のためにコホートを設定することは人間集団では受け入れ難い。そこで和歌山県美山村でTotal Healthを目標に地域健康管理を実施することによりコホート設定が可能となった。
美山村(人工2,639人、65歳以上人工割合23.1%)は和歌山県の山間部に位置する農村である。美山村の40〜79歳の全住民1,543人(男716人、女827人)を住民台帳をもとにコホートを設定した。このコホートを対象に既住歴、食習慣、運動習慣、飲酒、喫煙、職歴、ストレス、精神心理、婚姻歴など123項目に及ぶ「健康と生活習慣に関する質問調査票」の留置調査を実施し、1,369人(男619人、女750人)から回答を得ることができた。
更に本コホートにより40、50、60、70歳代の各年代別に男50人、女50人、計400人を抽出し、Dual Energy X-ray Absorptiometry(DEXA)を用いて腰椎(L_2-L_4)と大腿骨頚部の骨密度を測定した。また総合健診として循環器検診を行っているが採取した余剰血清で骨代謝マーカーとして血清オステオカルシン、尿中ピリジノリン、尿中、血中のカルシウム、リン、アルカリフォスターゼを測定した。まず前述した「健康と生活習慣調査」で骨密度に影響を与える危険因子のあり、なし別に骨粗鬆症との関連について検討した。横断調査成績ではあるが骨密度は加齢とともに低下し、女性は男性に比べて低いこと、運動習慣は高齢女性の骨密度維持に有効であることが認められた。他の因子や、骨代謝マーカーとの関連についても解析中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森岡聖次 他: "地域における総合的健康管理の試み(第3報) -総死亡に影響を与える生活因子の検討-" 日本公衆衛生雑誌. 40. 499 (1993)

  • [文献書誌] 笠松隆洋 他: "和歌山県民の食生活についての調査研究 栄養摂取量の地域差について" 栄養学雑誌. 52. 13-23 (1994)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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