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1994 年度 実績報告書

活性酸素誘導性腸上皮イオン分泌における細胞内シグナル伝達機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05807069
研究機関大阪医科大学

研究代表者

玉井 浩  大阪医科大学, 医学部, 講師 (30179874)

研究分担者 美濃 真  大阪医科大学, 医学部, 教授 (70090206)
荻原 享  大阪医科大学, 医学部, 助手 (00211128)
キーワードイオン分泌 / NH_2Cl / 腸粘膜 / Ca
研究概要

これまでの研究をまとめると、
1.NH_2Clによるラット腸粘膜イオンの分泌作用は腸粘膜に分布する神経叢を刺激することにより行われるが、これはCa依存性である。
2.粘膜固有層に存在する線維芽細胞を刺激し、プロスタグランディン系を賦活して、cAMP濃度を上昇させ、イオン分泌を引き起こす。
3.直接作用も存在する。NH_2Clの作用により細胞内SH基は低下し、また細胞外にGSHを添加させることによりその効果を抑制することができる。また、SH基酸化剤であるダイアマイドでも同様ようにイオンの分泌効果をもっており、NH_2Clの作用機序は酸化作用であると考えられる。また、細胞内ではCaの変動をともない、イノシトールリン酸代謝は関与しないことを見い出している。
これらの結果を得て、現在論文作成中である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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