研究概要 |
HLA-B51分子を移入したHmy2C1R細胞より、HPLCを用いて、アロ抗原特異的なペプチドの分画を分離でき,このペプチドの分画を、HLA-B51分子を移入したT2細胞(T2-B51細胞)に加えると、HLA-B51特異的アロCTLクローンの認識が生じることを確認したことは、昨年の実績報告書で報告した。アロ抗原ペプチドの含まれているHPLCの分画より、ペプチドのシークエンスを決定すべく、種々のカラムを使って分離、精製を試みているが、シークエンスを決定できていない。シークエンスの決定には、HPLC分画のさらなる精製が不可欠であるが、そのためには、HLA-B51分子に特異的な抗体を用いたアフィニティーカラムをつかって、ペプチドを精製する必要がある。現在、モノクローナル抗体を作成中であるが、未だできていない。したがって、ペプチドを用いた特異的免疫抑制の実験は行えない現状である。
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