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1993 年度 実績報告書

シェーグレン症候群の病因論に関するEBウイルスの分子機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05807177
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

斎藤 一郎  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (60147634)

研究分担者 宮坂 信之  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (30157622)
キーワードシェーグレン症候群 / EBウイルス / トランスジェニックマウス / IL-10 / BCRF-1
研究概要

腺組織破壊を主徴とするシェーグレン症候群患者の唾液腺局所では、唾液腺上皮細胞に種々のサイトカインやEBウイルス関連抗原の過剰な発現が報告されている。
我々はシェーグレン症候群におけるこれら病態の再現を目的とし、患者の腺組織で強く発現しているIL-10と、そのホモログであり新たな潜伏感染遺伝子であるEBウイルスの構造遺伝子BCRF1を発現するトランスジェニックマウスの作製を試みた。
導入遺伝子を腺組織特異的に発現させるために、唾液アミラーゼのプロモーター領域を用い、マウスIL-10のcDNA、ならびにEBウイルスのBCRF1領域を、β-グロビンのスプライシングサイトを含んだベクターに融合させて導入遺伝子を構築した。トランスジェニックマウスの作製はマイクロインジェクション法を用いて行なった。
近交系であるC57BL/6マウスの雌に過排卵を促し、同系統の雄マウスと交配させて得た受精卵の前核に、倒立顕微鏡下でマイクロマニュピレターとインジェクターを用い、ガラスキャピラリーで作製したインジェクションピペットを挿入し遺伝子を注入した。インジェクションした受精卵は、精管結紮した雄と交配させた偽妊娠マウス(仮親)の卵管へ移植し、移植後約20日で子マウスとして誕生した。生後約3週齢で尾を切断、DNAを抽出し、PCR法によりスクリーニングを行なった。その結果、マウスIL-10、BCRF1ともにトランスジェニックマウスが得られたので、今後、そのF1マウスを用い解析を行なう予定である。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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