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1993 年度 実績報告書

小児期における歯肉炎ならびに歯周病の免疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05807196
研究機関鹿児島大学

研究代表者

森主 宜延  鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (60128460)

研究分担者 井上 浩一郎  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (70213155)
キーワードELISA / 歯周病 / Douwn's syndrome / 小児期 / 細菌学
研究概要

平成5年度は当初の目的に従い、ELISA法の分析システムの稼働と、今回収集できたDown's症児の結成を使用した歯周病関連菌の抗体価の測定と、健常者の抗体価との関係を表現する相対値ともいえるELISA unitの算出を行った。
分析は、75名のDown's症児の血清を使用し、歯周病関連菌6菌(Prophyromonaus gingivalis,Actino-bacilus actinomycetemcomitans,Fusobacterium nucleatum Bacteroides intermedium.Selemonus,Treponema denticola)に対する抗体価とEbersoleらによるELISA unit検出し、歯周病の臨床的所見として歯肉炎の評価をPMA Index,歯面の汚れをOHI lndexを使用し行い、相互の関係について検討した。なお、対象とした資料の年齢区分を平均年齢5歳(G1)、7.4歳(G2)、10.3歳(G3)の3群に区分し、年齢を考慮した分析を行った。
結果は、1)PMA scoraとPlaque scorecとの関係において、G1とG3にて有意に正の相関を示し、2(PMA scoreはG3で有意に他の2群と比較し高値を示し、3)ELISA unitにより、lgG抗体価は、Pg,Aa,Fn,Selにて年齢とともに有意に高くなることが示され、lgM抗体価はTdのみ年齢とともに有意に高くなることが示された。4)ELISA unitとPMA scoreとの関係は、lgM抗体価はG3においてAa,Fn,Selが、G2においてBiが正の相関を示した。また、PMA scoreの90以上の者は、Pg,Aa,Fn,SelのELISA unitが90以下のものと比較し高値を示した。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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