• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

アジア太平洋地域の経済的相互依存とマクロ開発政策に関する計量分析

研究課題

研究課題/領域番号 05832006
研究機関神戸大学

研究代表者

豊田 利久  神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (90030668)

研究分担者 松林 洋一  神戸大学, 経済学部, 助手 (90239062)
キーワードアジア太平洋経済圏 / グローバル・モデル / 経済政策の国際波及
研究概要

アジア太平洋圏を中心とした経済的相互依存性を計量的に分析するために、2つのアプローチをとることを決め、その準備的研究を行なった。
1.アジア太平洋圏のマクロ経済とマクロ経済政策の実態を具体的な経済統計指標に基づいて調査・分析を進めた。まず、そのために必要な各国・各地域の主要なマクロ経済指標のデータを収集・整理した。次いで、各国における経済計画や経済政策が各国の経済の発展・成長にどのような効果と影響を及ぼしたか、それらの影響に各国間で相互依存性や因果性があるか等を分析した。
2.アジア太平洋圏を中心としたグローバルな小型計量経済モデルを構築するための準備的研究を進めた。まず、そのための分析枠組に関する代表的なグローバル・モデルとしてのマッキビン=サックスのモデルを検討した。次いで、分析対象を、日本、北米、オセアニア、その他先進国、アジアNIEs、ASEAN、その他アジア途上国、その他途上国の8地域とし、簡単な国(地域)内ブロックと、各地域の貿易および資本移動をリンクする連関ブロックから構成される。必要なデータの収集と加工を行ない、データバンクを作成した。予備的な分析は進めているが、本格的な推定やシミュレーション等の分析は平成6年度に行う予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 松林洋一・豊田利久: "マッキビン=サックスのグローバル・モデルについて" 神戸大学経済学研究年報. 39. 109-147 (1993)

  • [文献書誌] 松林洋一: "設備投資と資本市場" 国民経済雑誌. 169(1). 89-111 (1994)

  • [文献書誌] 豊田利久: "マクロ開発政策論としてのIMFモデル" 国際協力論集. 2. 87-98 (1994)

  • [文献書誌] 豊田利久: "マレーシアの経済計画と経済発展" 国際協力論集. 3 (発表予定). (1994)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi