研究概要 |
平成7年度は,DNA分析法の確立をめざし,次のことを行なった.15EA02:(1)DNA抽出法の検討:スメア-法でDNA残存塩基数の長さを調べDNA残存状況を調査したところ,100から200塩基のものが多かったが,時には200から500塩基の長さもPCR法で増幅可能なことがわかった. (2)PCR法の検討:DNA残存状況の悪い試料のヒトD-loop領域の増幅のため,比較的短い塩基数を目的DNAとしたプライマーを設計したところ,良好な結果が得られた. (3)塩基配列法の検討:ALFredオートシークエンスを採用し,サイクルシークエンスの反応酵素としてThermo-sequenaseが最適であることがわかり,目的DNA全域の塩基配列が決定された.
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