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1993 年度 実績報告書

TGT-betaおよびその受容体を含めた関連タンパクと血管病変の関係の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05837022
研究機関自治医科大学

研究代表者

竹田津 文俊  自治医科大学, 医学部, 講師 (90254937)

研究分担者 川上 正舒  自治医科大学, 医学部, 助教授 (40161286)
キーワードTGF-beta / 血管病変 / 解離性大動脈〓 / 腹部大動脈〓 / エンドグリン / 潜在型TGF-beta1結合タンパク(LTBP)
研究概要

本研究の目的は血管病変におけるTGF-betasおよびその関連タンパクの発現ならびに潜在型TGF-beta1結合タンパク(LTBR)の遺伝子異常の有無を検討し、TGF-betasと血管病変の原因の関係を明らかにすることである。
:研究開始以来、これまで、1年間で約20例の解離性大動脈〓および腹部大動脈〓などの血管病変患者の血管壁を手術的に熱め、avidin-biotin法による免疫組織によりTGF-beta1、2、3、LTBPおよびエンドグリンの発現を検討した。その結果TGF-betasおよびその関連タンパクが血管病変自体およびその周辺で強く発現していることが確認でき、これらタンパクが血管病変に何らかの関わりを有することが確認できた。これらタンパクのmRNAレベルでの発現を見るin-situ hybridizationに関しては、現在ビオチン化オリゴマープローブを用い実験系として稼働することが確認できたこところである。
同様に20例の血管病変患者よりRNAを熱めLTBP遺伝子異常の検索を行った。本研究のきっかけとなったのはMarfan症候群の病因の責任遺伝子フィブリリンとLTBPが相同性が高いという事実であったこと、またLTBPにはEGFモチーフが認められたため、LTBPcDNAのフィブリリンとの相同性の高い部分およびEGFモチーフ部分の遺伝子配列(両者で3.2kb)を6区間に分けそれぞれに対してnest・RT-PCRを行い、そのそれぞれのPCR産物をSSCP法により分析検討した。残念ながら現在までのところ 血管病変患者において、LTBP遺伝子の異常は見いだされていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹田津 文俊: "Enhansed expression of TGF-beta S and TGF-beta type II receptor in the synovial tissues of patienta with rheumatoid arthritis" Lab.Invest. (in press).

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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