1.材料の補充のための採集を行い、ほぼ日本全域の材料が集まった。今年度の採集地は東北地方及び中部地方であった。その他、日本産シロヨメナ群の系統を考える上で必要不可欠である周辺地域の材料もいくつか入手したが、その中に2倍体も含まれているので、あわせてDNAの解析を行った。 2.DNAの解析 現在までに、葉緑体DNAについては20種類以上、リボゾームDNAについては10種類の酵素による解析を約50個体について行った。特にリボゾームDNAのRFLPs多型の観察の結果、日本の倍数体シロヨメナ群が多起源であることが推測されている。
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