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1993 年度 実績報告書

食品タンパク質のカルシウム代謝調節機能による骨粗鬆症制御の探究

研究課題

研究課題/領域番号 05856024
研究機関東北大学

研究代表者

佐伯 茂  東北大学, 遺伝子実験施設, 助手 (60211926)

キーワード骨粗鬆症 / 食品タンパク質 / メチルキサンチン化合物 / カフェイン / Ca / 骨強度
研究概要

食品タンパク質に内在するカルシウム(Ca)代謝調節機能により,骨粗鬆症を予防するための基礎的知見を得ることを本研究の目的とした。
カフェイン等のメチルキサンチン化合物をラットに、投与すると,尿中Caの排泄量の増加,骨強度の低下が観察され,骨粗鬆症のモデル動物になることを見い出した。次に,メチルキサンチン化合物投与ラットに数種の食品タンパク質を与えると,尿中Ca排泄量と骨強度とに違いがみられた。更に,高カゼイン食をラットに与えると,尿中Ca排泄量の増加と骨強度の低下が加速されたが,高大豆タンパク質食では,阻止された。従来,含硫アミノ酸含量の高いタンパク質の摂取や,高タンパク質食の摂取により,尿中Ca排泄量が増加するとの仮説があるが,本研究では,当てはまらない場合があり,食品タンパク質側の要因を再検討する必要があることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shigeru Saeki: "Effects of dietary proteins on caffeine-induced hypercalciuria in rats" Journal of Nutrition. (発表予定).

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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