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1993 年度 実績報告書

RGDペプタイドによる緑膿菌の角膜感染防御効果

研究課題

研究課題/領域番号 05857194
研究機関東京歯科大学

研究代表者

戸田 郁子  東京歯科大学, 眼科, 助手 (80227595)

キーワードRGDペプタイド / 緑膿菌 / ファイブロネクチン / 接着機構 / 角膜上皮
研究概要

1.緑膿菌の接着において、RGD配列を有するファイブロネクチン(FN)が、何等かの関与をしているかをFNコートと非コートのプレートに緑膿菌を接着させ、走査電顕(SEM)にて菌数をカウントした。その結果、FNコートプレートでは、有意に菌の接着が促進された。これより眼表面上で、特に創傷治癒過程において大量に出現するFNは菌の接着に関与することが示唆された。
2.外来より投与されたRGDペプタイドがFNを介した菌の接着らいかなる影響をおよぼすか検討した。RGD配列をもつ合成ペプチド3種類、RGD配列を持たない合成ペプチド1種類で培養緑膿菌をプレインキュベートし、FNコートプレートにて接着実験を行った。RGD配列を有す3種のヘプチドを加えた菌では菌の接着が有意に抑制された。一方コントロールおよびRGD配列を持たないペプチドでは接着抑制は認められなかった。
以上より外来より加えたRGDペプタイドはFNのRGD配列と緑膿菌上のレセプターを競合することにより、緑膿菌の接着を阻害する可能性が考えられた。
現在培養角膜上皮において同様の実験を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toda I、Tsubota T、Saito I: "Inhibition of pieudonsmas aenginosa attachment to wounded corneal epithelium induced by RGD peptide." JIntertion.

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公開日: 1995-05-17   更新日: 2016-04-21  

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