研究課題
自動車の部品メーカの有するWarranty Databaseに基づき、どのようなストレス(使用環境条件・運転サイクル)・生産ロット・素材変動等が信頼性に寄与するかを解明した。また、原子力、火力および水力発電所の設備信頼性データの解析を行った。両者に対し、現状把握を行い、層別を行うとともに、ストレス-故障メカニズム-故障モードに基づいたデータの整理と解析を行った。また、これらと関連した従来研究のサーベイを行っている。現段階までに博士論文をはじめに、不完全な故障データの解析における様々な問題についての研究を進めてきた。これらの研究成果を自動車の部品のWarranty Database、及び発電所の設備信頼性データに見られる現実問題に対応できるように研究をさらに拡張している。そして、研究成果としては1.劣化量に関する情報を含めたデータベースの構築、2.自動車部品の将来における故障数の予測、3.発電所における故障原因の特定、4.自動車の部品及び発電所の信頼性に対する環境要因の特定、5.発電所間の情報の共有化、などが挙げられる。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (2件)
International Journal of Quality and Reliability Management 22
ページ: 667-686
The 35th Annual Convention and Research Conference of the Japanese Society for Quality Control (Proceedings)
ページ: 183-186