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2006 年度 実績報告書

DNAマイクロアレイを用いたソバ由来のアレロケミカルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05F05643
研究機関独立行政法人農業環境技術研究所

研究代表者

藤井 義晴  独立行政法人農業環境技術研究所, 生物多様性研究領域, 上席研究員

研究分担者 LOLISZ A.M.  独立行政法人農業環境技術研究所, 生物多様性研究領域, 外国人特別研究員
キーワードアレロパシー / DNAマイクロアレイ / ルチン / シロイヌナズナ / ストレス耐性遺伝子 / カテコール化合物
研究概要

昨年度同定したソバの個々のアレロケミカルの、圃場における存在量を測定した。これらの化合物(ルチン等のカテコール化合物とファゴミンとその関連アルカロイド)が植物の生育に及ぼす作用を調べ、生物検定法によって、EC50(50%生育阻害濃度)を求め、シロイヌナズナへの感受性を明らかにした。シロイヌナズナを用いて、昨年度決定した条件で、DNAマイクロアレイ法を行い、ソバのアレロケミカルがシロイヌナズナにおける遺伝子発現に及ぼす影響を調べた。シロイヌナズナをアグリポット中で開花期まで栽培し、これに前述のアレロケミカルを投与する系を確立した。ソバのアレロパシーへの寄与が高いカテキン類として、ルチン、ファゴミン等を投与した後、mRNAを抽出し、DNAマイクロアレイ法によって、影響を受ける遺伝子の解析を行った。マイクロアレイは、Affymetrix Gene Chips Arabidopsis ATH1 Genome Arrayを用い、24,000の遺伝子を対象に検索した。カテコール化合物の比較として、L-ドーパも投与して検定した。その結果、チトクロームP450やヒートショックプロテイン等のストレス耐性遺伝子が発現したが、カテコール化合物に特異的な遺伝子の発現もあった。現在さらに、投与濃度、反応時間を変更して影響を受ける遺伝子を解析中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Transcriptome analysis of allelochemicals from buckwheat of selected allelochemicals identified in buckwheat2007

    • 著者名/発表者名
      Anna Golisz, Syuntaro Hiradate, Mami Sugano, Yoshiharu Fujii
    • 雑誌名

      2007年度日本植物生理学会年会要旨集 48

      ページ: 333

  • [雑誌論文] total activity of selected allelochemicals identified in buckwheat2007

    • 著者名/発表者名
      Anna Golisz, Gawronski S W, Syuntaro Hiradate, Yoshiharu Fujii
    • 雑誌名

      雑草研究 50

      ページ: 188-189

  • [雑誌論文] Microarray. analysis of Arabidopsis plants in response to an allelochemical L-DOPA2006

    • 著者名/発表者名
      Anna Golisz, Mami Sugano, Akihiro Furubayasi, Syutaro Hiradate, Yoshiharu Fujii
    • 雑誌名

      Proc. XV FESB Congress Federation of European Societies of Plant Biology 15

      ページ: 169

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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