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2006 年度 実績報告書

膜非結合型シンタキシン1Cの小胞輸送に関わる分子機構の解明とウィリアムス症候群

研究課題

研究課題/領域番号 05J00679
研究機関杏林大学

研究代表者

中山 高宏  杏林大学, 医学部, 特別研究員(PD)

キーワードシンタキシン / 小胞輸送 / ウィリアムス症候群
研究概要

本年度研究は、GLUT-1形質膜移行がsyntaxin ICの微小管修飾機能を介して制御されているのか否かを明らかにすることを目的として行われた。
上記、是非を検討するため、申請者は平成17年度より、蛍光タイムラプスシステムを用いて、微小管の局所変化を観察することをめざした実験系の確立を行っている。798Gグリア細胞に対して外来性syntaxin 1C遺伝子の導入を行ったところ、蛍光免疫染色下において、tubulin染色像の減少傾向を見出した。そこでより詳細な解析のため、798Gグリア細胞にGFP-tubulin遺伝子を導入したトランスフォーマントの作製を試みたが、当初の予想に反し、その発現量が低く解析には不適当であった。そこで再度、数種類の細胞を用い細胞株の樹立を行った結果、GFP-tubulinの高発現を示すFRSK細胞株を樹立することに成功した。この細胞株に対してDsRed蛍光標識されたsyntaxin 1C遺伝子を導入した結果、tubulin重合速度に変化が観察された。特に、微小管退縮速度がmock transfectionと比較しても有意に減少していた。これに対して、微小管伸展速度には異常が認められなかった。加えて微小管伸展退縮距離にも異常は認められなかった。同様の兆侯は、syntaxin 1A遺伝子を導入した際にも認められた。現在、この現象がsyntaxin 1Cのtubulin結合部位に依存した効果であるのか否かを検証するため、 tubulin結合部位特異的変異を加えた組み換え遺伝子の作製を行っている。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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