研究分担者 |
ABANG A.Hami サラワク林野庁, 研究員
LEE HuaSeng サラワク林野庁, 研究担当次官
市岡 孝朗 名古屋大学, 農学部, 助手 (40252283)
山岡 亮平 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (00111948)
永益 英敏 京都大学, 総合人間学部, 助手 (90218024)
加藤 真 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (80204494)
寺内 良平 京都大学, 理学部, 助手 (50236981)
湯本 貴和 京都大学, 生態学研究センター, 助教授 (70192804)
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研究概要 |
(1)植物フェノロジー調査:林冠調査区内の樹木,つる,着生などの植物に個体識別コードを順次つけ(約600本),花芽形成から開花,結実にいたる繁殖ステージと展枝,展葉の生長ステージの記録を月2回継続している. (2)昆虫個体群トラップ調査:林冠の4個所(林床,中木層17.5m,高木層をぬけた35m,およびギャップになった地上部)に誘蛾灯(UVライト)による採集を月1回のペースで継続している. (3)動植物共生系調査:フタバガキ科など突出木,高木層を形成する樹木や着生植物,つる,林床植物の送粉過程,種子散布過程(捕食も含む)の調査を約50種の植物でおえた. (4)植物繁殖システム,遺伝構造調査:フタバガキ科Dryobalanops属とショウガ科のDNAサンプルの採取を終了し,現在分析中である. (5)動植物標本管理と分類学:林冠調査区の植物標本と昆虫標本の整備が順調に進んでいる.とくに植物については永益英敏がタイプ標本との照合のためにヨーロッパの博物館を訪問し,同定を終了した. (7)研究成果の出版:調査結果は現在順調に投稿され,出版されている.また,本年度3月に報告書第2号を出版の予定である.
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