研究課題/領域番号 |
06041065
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
庄武 孝義 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00003103)
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研究分担者 |
ベケレ アフォーク アジスアベバ大学, 理学部, 助教授
岩本 俊孝 宮崎大学, 教育学部, 教授 (40094073)
河合 雅雄 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10027477)
平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 助手 (10128308)
松林 清明 京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (50027497)
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キーワード | 南エチオピア / ゲラダヒヒ / 捕獲調査 / セミエン山岳地帯 / habituation / 遺伝的比較 / 北エチオピア高原 / 繁殖集団 |
研究概要 |
平成7年度は主として南エチオピア高原のグラダヒヒとゲラダヒヒとマントヒヒの雑種ヒヒと思われるものに重点をおき、ヒトづけ(habituation)を行った。庄武、グルジャ・ベライ(研究協力者)が10月下旬にアルシ州ガドゴロに入り調査を開始した。11月中旬には岩本も参加し調査を続行した。12月以降捕獲調査を実施し2月末までにゲラダヒヒ3群48頭の採血を行い日本に持ち帰り北高原のゲラダヒヒと遺伝学的比較研究の準備を行いつつある。庄武は11月下旬にhabituationを主としてグルジャ・ベライに託し一人北エチオピア高原セミエン山岳地帯のゲラダヒヒの繁殖集団の大きさを確かめるため、3週間かけて奥セミン山岳地帯のゲラダヒヒの分布を詳細に調査した。その結果、セミエン山岳地帯の海抜2500m以上の地で崖と平原があるところにはべったりとゲラダヒヒが生息していて70km×70km=4900km^2の中に約5万頭が生息していると推定出来た。 ゲラダヒヒとマントヒヒの雑種についてはhabituationがむずかしくまだ捕獲まで至っていない。群れの中に確かにおかしな個体を見い出しているので来年度に是非捕獲し資料収集する予定である。
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