研究課題/領域番号 |
06041101
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
量 博満 上智大学, 文学部, 教授 (30053606)
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研究分担者 |
趙 輝 北京大学, 考古学系, 副教授
王 明達 淅江省文物考古研究所, 考古室, 研究員
厳 文明 北京大学, 考古学系, 教授
西谷 大 国立歴史民俗学博物館, 考古研究部, 助手 (50218161)
中村 慎一 金沢大学, 文学部, 講師 (80237403)
木下 尚子 梅光女子学院大学, 文学部, 助教授 (70169910)
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キーワード | 良渚文化 / 良渚期墓葬 / 人工堆積層 / 小丘地 / 普安橋遺跡群 / 良渚期遺物 |
研究概要 |
1.国内研究会において,良渚文化に関する調査報告及び先行研究の収集と分析を行い,淅江省における現地調査では,良渚文化期を中心とする遺跡の臨検調査と諸博物館における良渚期の出土文物の観察と記録化を行った。 2.臨検した遺跡は,多くが良渚期の墓地であり、以下の通りである。、 海寧市-朱家兜;荷葉地;沈家たい;郭家石橋;河石橋;盛家たい;桃園;賛山;九虎廟;達沢廟;大墳とん;桃家だん;管城;莫家橋;鳳凰基 海塩県-王墳とん;高地上 平湖県-平丘とん;載墓とん 桐郷市-新橋;李家木橋;楊梅湾;店街塘;普安橋;井令頭;楊子東;桃子村;大園里;袁家木橋;羅家角 嘉興市-雀木橋;陶とん;高地;姚家村;陸家墳;白墳とん;曹とん;河泥浜 その他-河姆渡;良渚鎮 上記諸遺跡中の19遺跡においてはGPSによる遺跡位置の測定及び簡略な地形図を作成した。また随時各遺跡において小断面を露出させ、良渚文化遺跡特有の人工堆積層の確認を行った。 以上の臨検調査によって、良渚文化遺跡の小丘地とその周囲の河川乃至水壕という地形的特徴を理解した。 3.市立乃至県立の各博物館において、地域内の諸良渚文化遺跡出土の遺物を観察し、それらの測図と写真記録を作成した。 4.平成7年度および8年度の発掘調査遺跡として、桐郷市百桃郷普安橋遺跡群を選定し、中国側と協議の上これを決定した。
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