研究課題/領域番号 |
06041105
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
藤木 三千人 東洋大学, 社会学部, 教授 (30057955)
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研究分担者 |
大坪 省三 東洋大学, 社会学部, 教授 (00090671)
紀 葉子 東洋大学, 社会学部, 助教授 (40246781)
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00183731)
喜多川 豊宇 東洋大学, 社会学部, 助教授 (40103569)
園田 恭一 東洋大学, 社会学部, 教授 (20009898)
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キーワード | 出稼ぎ / 日系人 / エスニックコミュニティー / 生活史 / 日系コロニア / エスニックアイデンティティー / 海外援助 / 海外協力 |
研究概要 |
平成6、7年からの継続調査のまとめ段階として、前年度までの質問紙調査(配票)ではできなかった文書・統計資料の収集、日系人個人(主として戦後移民者)の生活史に関する面接聴取り調査などを重点的に実施した。 (1)健康、保健行動に関連した調査では、サンパウロ州バストス市、パラナ州アサイ市、ロンドリーナ市、マリンガ市とカンポグランテ市の5地区を対象に質問紙調査を実施してきたが、この集計、分析結果をまとめ、この成果を各対象地域の保健・医療機関、大学研究機関において討議資料として確認し、その他の調査資料を補充した。(園田、朝倉) (2)「日系ブラジル人の生活構造・意識調査」では前年度までの調査資料を現地において分析確認すると共に、バストス市、アサイ市、サンパウロ市、スザノ市では戦後に移住した各個人について、ライフ・コースの面接聴取り調査を実施した。また、サンパウロ市ではドイツ系、イタリア系、ポルトガル系などヨーロッパ系ブラジル人の生活意識調査を配票質問紙調査を行って205票(回収率68%)の有効票を得ることが出来た。(喜多川) (3)サンパウロ市内のコリアンコミュニティの調査を昨年に継続して行い、さらに本年は女性のエスニックアイデンティティの分布をめざす質問紙調査を実施した。また、マナウス市とその郊外の日系コロニアでの婦人会の活動とその組織の成立沿革について生活状況と共に実態調査を行った。(紀) (4)アマゾン河流域の日系コロニア調査は昨年に引き続いてパラナ州のトメアス、モンテアレグレ地区については補充調査を行うと共に、戦前、戦後を含めた日系人家族についてその移住以来の全生活史に関する面接聴取り調査を実施した。今後もこの移住動機および全生活史の調査は継続の予定である。(藤木)
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