• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

ECにおける人間中心生産システムの調査

研究課題

研究課題/領域番号 06041107
研究機関早稲田大学

研究代表者

中沢 弘  早稲田大学, 理工学部, 教授 (00063678)

研究分担者 野呂 影勇  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70122851)
菅野 重樹  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (50196698)
キーワード人間中心 / 生産システム / EC / 作る喜び / 健康
研究概要

まず中沢によりECにおける人間中心生産システムの基礎的な研究開発動向調査が次の機関および会議において実施された:(1)スウェーデンのVolvo社,(2)マンチェスターにおけるFourth International Confernce on Human Aspects of Advanced Manufacturing and Hybrid Automation,(3)フィンランドのABB,Finish Metal and Engineering Industry,Helsinki大学.この調査の結果Volvo社ではかなり進んだ人間中心生産システムが生産ラインに採用されているが,その動機は人間の喜びを第一義とするのではなく,生産性向上が第一であることが分かった.また国際会議では人間の尊厳を見直し,同時に生産性向上などの利点をねらった人間中心生産システムの研究開発がECにおいてかなり大きな潮流になりつつあることが明かとなった.またフィンランドではそこまでは行かないがIMS関連でこのテーマが出れば参加する機関があった.
野呂による第二次調査では健康の側面から人間中心生産システムのあり方の調査が次の機関について行われた:(1)Netherlands Organization for Applied Scientific Research,(2)Mitubishi Electric Europe Coordination Centere London UK,(3)Japanologisches Seminar der Universitat Bonn,Bonn Germany (4)National Institute of Occupational Health,Department of Neuromedicine,Swedenほか2箇所,この調査の結果オランダ,イギリス,ドイツ,スウェーデンでは,人間中心生産システムのあり方を従業員参加システムの構築から追求することに関心が寄せられていることが明かとなった.
以上の調査をベースに菅野は第三次調査を次の機関について実施中である:(1)Mercedes-BenzのRastatt工場,(2)University of Technology,Aachen ほか.この調査からエコファクトリーを含めた徹底した人間中心主義の実施例が明らかになることが期待される.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 中沢 弘,他: "作業者の満足度評価に関する研究" No.95-10 日本機械学会 第72期通常総会講演会講演論文集. I. (1995)

  • [文献書誌] 中沢 弘,他: "人間中心生産システムの研究 人間中心型NC工作機械について" No.95-10 日本機械学会 第72期通常総会講演会講演論文集. IV. (1995)

  • [文献書誌] 菅野 重樹,他: "ロボットにおける心の発生-志向性と行動-" No.95-10 日本機械学会 第72期通常総会講演会講演論文集. IV. (1995)

  • [文献書誌] 菅野 重樹,他: "メカニカルインピーダンス調節機構を備えた4自由度マニピュレータの開発" No.95-10 日本機械学会 第72期通常総会講演論会講演文集. IV. (1995)

  • [文献書誌] 野呂 影勇: "高齢化社会の労働-高齢者に働きやすい条件を求めて-" 未来医学誌. 11. 25-29 (1994)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi