研究分担者 |
WHINNERY J.R カリフォルニア大学, 工学部, 教授
GUSTAFSON T. カリフォルニア大学, 工学部, 教授
AMANO M. スタンフォード大学, メディカルセンター, 助手
TOWNS C.H. カリフォルニア大学, 理学部, 教授
SCHAWLOW A L スタンフォード大学, 理学部, 教授
MIROV S. アラバマ大学, 理学部, 助教授
MCCUTCHEON M アラバマ大学, 工学部, 教授
MCGHEE J.R. アラバマ大学免疫ワクチンセンター, 所長, 教授
妻鹿 純一 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (40190946)
清野 宏 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (10271032)
久保田 俊夫 茨城大学, 工学部, 講師 (40143143)
辻 龍介 茨城大学, 工学部, 助教授 (40188537)
亀丸 俊一 茨城大学, 工学部, 助教授 (60175289)
白石 昌武 茨城大学, 工学部, 教授 (10091860)
|
研究概要 |
作成した平成7年度研究計画に従って、研究を進めてきたが、総合的に判断して当初予定の本年度の目標はほとんどについて達成されたと考えている。以下に、具体的に進捗状況・成果をまとめる。 1.ILISPOT-IDIP法については,ハード部分の完全自動化を目標として検討を進めた。その結果,顕微鏡試料台の自動アドレッシング制御を達成した。ソフト的には画像処理系が未だに半自動であるので,アドレッシング制御用ソフトと画像処理系との連携を含めた自動化を次年度の課題としている。 2.ILISPOT-IDIP法用の新しい光源として,広帯域カラーセンターレーザーは非常に有力であるが,現在の装置は大型であるため,装置の小型化が実用化の鍵となると判断し,波長選択技術とともに実用化に向けた討論を行った。しかし,水銀ランプを使用した現行のILISPOT-IDIP法の確立と実用化が先決であるとの判断から,本年度は,波長選択技術と広帯域カラーセンターレーザーのそれぞれの基礎技術の確立につとめた。 3.ILISPOT-IDIP法用蛍光色素として,脂溶性,細胞膜透過性,水溶性,強い蛍光強度などの特性を満足するものが望まれていたが,そのような色素として,含フッ素色素が期待された。前年度から引き続き含フッ素色素の合成を検討し,三種類の新規な含フッ素BODIPY系蛍光色素の合成に成功した。この成果については,日米化学会の合同シンポジウムで公表された。今後,ILISPOT-IDIP法への適用を目指して基本的な染色プロトコールの方法論の開発を行う。 4.免疫系研究担当者は,ILISPOT-IDIP法を用いた極微量タンパクであるサイトカイン類の定性・定量の概念の構築を行い,エイズや癌の免疫学への応用を実装置で検証する段階に到達すべく検討を続行している。
|