研究分担者 |
増田 耕一 東京都立大学, 理学部, 助教授 (30181647)
松本 淳 東京大学, 理学部, 講師 (80165894)
福島 甫 東海大学, 開発工学部, 教授 (00165276)
本多 嘉明 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (60251774)
中山 幹康 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10217945)
廣澤 春任 宇宙科学研究所, 教授 (50013644)
建石 隆太郎 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (90114545)
中島 映至 東京大学, 気候システム研究センター, 教授 (60124608)
村井 俊治 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10013179)
崔 順達 韓国先端科学技術大学, 教授
杉森 康宏 東海大学, 海洋学部, 教授 (90013581)
柴崎 亮介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70206126)
後藤 真太郎 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (80247436)
川村 宏 東北大学, 理学部, 教授 (40169769)
加藤 内蔵進 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助手 (90191981)
沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (50221148)
江淵 直人 東北大学, 理学部, 助教授 (10203655)
岩崎 一孝 静岡大学, 情報学部, 助教授 (90176537)
今脇 資郎 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (40025474)
淡路 敏之 京都大学, 理学部, 教授 (40159512)
CHOI Soon Dal Korea Advanced Institute of Science and Technology
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研究概要 |
本研究計画は,日韓が協力して,東アジアの気候変動,黄砂,酸性雨,雪氷植生変動,大気・海洋循環,汚染等の問題で,学術的科学的情報を交換し,学術研究のための衛星データ,地上検証データ,グローバルなデータセットの収集と交換に協力し宇宙からの東アジアの環境に関する共同研究を推進することを目的とする。 衛星を利用した地球環境の研究において,我国には一日の長があるが,日韓の交流により刺激を受け,韓国側も体制を整える必要を感じ,崔教授が中心となって,表記の課題と同じタイトルで長時間に及ぶ大規模なプロジェクト(Project EMSEA:Environmental Monitoring from Space of East Asia)を計画した。更に,衛星の受信・処理システムの建設をKAISTの崔教授を中心に具体化し,リモートセンシングセンターの建設に着手し,ほぼ完成し,開所する運びとなっている。 広域に渉る東アジアの環境を解明するためには,近隣の国々が検証データを交換し,共同研究を推進することが不可欠であり,先方は我国との共同研究を強く希望している。日韓両国が手を携えて研究を進めていくために,先方の研究者と意見を十分に交換し,有効な共同研究を行う方策を調査することも本研究の大きな目的であるが,相互の交流の結果,土地利用,エアロゾル,植生,沿岸等のテーマで,個別の共同研究を提案するに至ったことは,本研究の大きな成果である。 又,本研究の以前には,韓国においては,研究者の横の連携が十分ではなかったが,本共同研究の会議に参加することにより,相互の交流が深まり,又,研究者の層を厚くすることが出来た。 両国の研究者が発表を行うEMSEA Symposiumは,平成6年度は10月27日,28日に大田で開き,日本側15件,韓国側7件の発表があった。平成7年度は,10月18日,19日,20日に大田で開催し,日本側16件,韓国側14件の発表が,平成8年度は,平成8年10月24日,25日,26日に済州島で開催し,日本側21件,韓国側18件の発表が行われ,韓国側から多数の参加者があり,年々盛会となっており,すっかり定着した。尚,韓国側は上記会議を韓国リモートセンシング学会の秋季全国大会としている。本研究を行うことにより,韓国側が衛星を用いた地球環境の研究の重要性を認識し,研究者の間の交流が増し,年々この分野の研究に対する関心が高まって来ており,韓国の学術研究の進展に大いに貢献出来たと考えている。 又,相互理解のため,EMSEA Newsletterを発刊した。
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