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1994 年度 実績報告書

移動体用統合ディジタルマルチメディア通信に関する共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 06044206
研究機関早稲田大学

研究代表者

富永 英義  早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)

研究分担者 JUDICE C.  Bell Atlantic 研究所, 部長
ALGAZI V  カリフォルニア大学, Davis校, 教授
PROF.H. Musm  ハノーバー大学, 教授
SHAFER R.  HHI, 主任研究員
KUNT M.  ローザンヌ連邦工科大学, 教授
CHIARIGLIONE エル  CSELT, Head of ID
相沢 清晴  東京大学, 工学部, 助教授 (20192453)
羽鳥 光俊  東京大学, 工学部, 教授 (60010790)
原島 博  東京大学, 工学部, 教授 (60011201)
酒井 善則  東京工業大学, 工学部, 助教授 (70196054)
辻井 重男  中央大学, 工学部, 教授 (50020350)
花村 剛  早稲田大学, 理工学部, 助手 (60247228)
小松 尚久  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (30195846)
安田 靖彦  早稲田大学, 理工学部, 教授 (40013106)
キーワード移動体マルチメディア / MPEG-4 / 超低ピットレート通信 / 高圧縮技術 / 情報冷蔵庫 / データ加工 / 特徴解析 / 極小ゾーン
研究概要

まず,移動体用マルチメディア端末に求められるサービス機能の整理と未来予測について.長期に渡る議論の結果,移動体マルチメディア通信における標準符号化方式の満たすべき機能は,主に次の8点に絞られた.すなわち,符号化効率の向上,内容に基づくスケーラビリティ,内容に基づくデータ加工,強エラー耐性,内容に基づくデ-アクセス,複数データストリームの同時符号化,自然・合成画像混在データ符号化,超低ピットレートにおけるランダムアクセス向上である.
次に,従来の動画像符号化方式の特徴と問題点の洗いだしについて.これまで標準化された符号化方式にはH261,MPEG-1,MPEG-2がある.これらの符号化方式をそのままポ-タブル端末に適用することも原理的には考えられるが,ディジタル移動体通信においては「目的に応じた利便性」が重要になると考えられ,この点を特に考慮すべきであることが明らかとなった.すなわち,再現面積の小さいディスプレイに対し利用者が利便性を十分満足できる画像の表示方式,画像の拡大・縮小・編集などの利用者の操作による自由な画像取得のためのデータ構造が課題である.
最後に,動画像メディアの統一的・統合的扱いを可能とするデータアーキテクチャのフレームワーク構築について.以上の議論から考えられるフレームワークは,現在急速に進歩しつつあるさまざまな符号化技術を柔軟に扱えなければならない.これまでのMPEG標準化の経緯を踏まえ,シンタックス,ツール,アルゴリズム,プロファイルという4つの異なる要素から構成するフレームワークが有効であると考えられる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 富永 英義,金 束輝,伊藤 典男,小菅 康晴: "情報冷蔵庫システムとその構成" 情報処理学会論文誌. (4月掲載予定). (1995)

  • [文献書誌] 富永 英義,金 束輝,伊藤 典男,小菅 康晴: "Stored/Forward Network Architecture for Multimedia Subscriber" IEICE Trans. on Communications. (4月掲載予定). (1995)

  • [文献書誌] 富永 英義,金 束輝,武 啓二郎: "Fast re-Arrangeable Nonblocking (FAN)スイッチの構造とその制御法" 電子情報通信学会論文誌B-1. 7. 467-474 (1994)

  • [文献書誌] 富永 英義,児玉 明,花村 剛: "画像特徴解析のための均等色空間への色差変換" テレビジョン学会誌. (4月掲載予定). (1995)

  • [文献書誌] 富永 英義,三田 泰弘,大石 哲矢,武 啓二郎: "離散配置極小ゾーン移動体パケット通信システム" 電子情報通信学会論文誌B-1. 405-413 (1994)

  • [文献書誌] 富永 英義,三田 泰弘,大石 哲矢,武 啓二郎: "離散配置極小ゾーン移動体パケット通信システムにおける無線ゾーン配置手法" 電子情報通信学会論文誌B-1. 6. 414-423 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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